Product
合金塊(5Kg塊)
鋳物・ダイカスト向けに、一般JIS合金相当品に加え、開発合金(DMS:高熱伝導性、DM:アルマイト性)をラインナップしています。用途に応じ、お客様仕様への対応も承っております。お気軽にお問い合わせください。
製品のご案内
高熱伝導アルミニウムダイカスト合金[DMS合金]
特許第4328927号、4562296号、4210020号、4413106号
[DMS合金]は、従来のADC12に比べ驚異的な熱伝導性を持ち、高発熱CPU等に対応する高性能ヒートシンク用に最適。
物性比較
DMS1 | DMS3 | DMS5 | DMS6 | ADC12 | |
---|---|---|---|---|---|
熱伝導率 (W/m・℃) | 210 | 150 | 150 | 175 | 92 |
耐食性 (mg/dm2/D) | 1.2 | 1.1 | 1.1 | 1.1 | 4.9 |
引張強さ (N/mm2) | 122 | 170 | 243 | 236 | 270 |
0.2%耐力 (N/mm2) | 57 | 97 | 165 | 160 | 156 |
伸び (%) | 25 | 6 | 4 | 6 | 2 |
ブリネル硬さ (HB) | 32 | 54 | 75 | 70 | 90 |
電気伝導率 (IACS%) | 58 | 38 | 38 | 46 | 23 |
液相線温度 (℃) | 657 | 585 | 585 | 615 | 580 |
固相線温度 (℃) | 655 | 574 | 560 | 560 | 515 |
密度 (Mg/m3) | 2.72 | 2.66 | 2.66 | 2.68 | 2.71 |
線膨張係数(×10-6/℃) | 23.6 | 21.0 | 21.0 | 22.5 | 21.5 |
ダイカスト条件(参考値)
- DMS3/5の場合:ADC12と同条件にて製造可
- DMS1/6の場合:条件が異なりますのでお問い合わせ願います。
ダイカスト時の注意点
他成分の混入があると性能(熱伝導率)が出なくなりますので専用坩堝のご使用をお勧め致します。
防振性
DMS1は、ADC12と比較して防振性は良好です。
熱伝導性比率
耐食性比率
アルマイト用ダイカスト合金
アルマイトに適したダイカスト合金としては、AI-Mg系合金(ADC5及びADC6)が用いられるが、ダイカスト性に劣り湯流れによるむらが生じやすく、アルマイトしても仕上がりがよくない。本合金は、アルマイト性とダイカスト性を改善し、使用目的により選択できる様に開発したダイカスト用アルミニウム合金である。
- DM2は、アルマイト膜厚により色調がかわる自然発色合金で、優れた耐食性と耐熱性を併せ持つ多機能合金
- DM3は、光輝性に優れる〈高熱伝導性:202W/m・℃〉
- DM5は、光輝性に優れる
- DM6は、高強度、自然発色合金
DM2 | DM3 | DM5 | DM6 | ADC6 | |
---|---|---|---|---|---|
引張強さ (N/mm2) | 176 | 118 | 127 | 235 | 255 |
0.2%耐力 (N/mm2) | 78 | 49 | 59 | 137 | 118 |
伸び (%) | 16 | 28 | 25 | 7 | 15 |
ブリネル硬さ (HB) | 48 | 30 | 34 | 58 | 60 |
液相線温度 (℃) | 660 | 657 | 659 | 652 | 641 |
固相線温度 (℃) | 655 | 652 | 655 | 643 | 599 |
密度 (Mg/m3) | 2.74 | 2.72 | 2.73 | 2.75 | 2.65 |
線膨張係数 (×10-6/℃) | 23.6 | 23.6 | 23.2 | 23.4 | 24.0 |
※耐食性 腐食減量 DM2:0.6mg/dm2/D(参考値 ADC12:4.9mg/dm2/D)
在庫品種については、お気軽にお問い合わせください。